いつドルを買うべきか?
限りのある給与収入を使いドルを買う時はなるべく円高であって欲しいのが当然の思考であると思います。
現在のドル円の実勢レートは112円~114円の間で推移していますが、今ドルは妥当な水準なのか?米利上げはあるのか?
などとつい考えがちです。
私はあまり考えないようにしたい
画像:Bloombergより
したい。というのはどうしても考えてしまうからです。
価格が変動する資産を見たら少しでも出し抜こうと思考を巡らそうと考えるのが人間の性。
ただし考えないようにしたいという方針の私の根拠もこの価格の変動によるもので、短期的には予測のしようが無いからです。
長期的に見れば...
昨今、実感として訪日外国人が多い訳ですから現在の円はかなり過小評価されているのではないでしょうか? 彼らは単に日本で受けるサービスに割安感を持っているから訪れているのだと思います。
実質実効レートの水準も無視できません。円高になることが決まっているのだからやはり今は買いではないのか...?
ただし結局は為替レートは需要と供給で成り立っているため、本質的価値との解離など無関係に値が付いていきます。
特に日本円はリスクオフ局面で買われ、リスクオンとなれば売られる傾向が強いため(米国)株高と円安は同時に進み、いつか来る不況時にそれらが一気に是正されると捉えた方が良いかもしれません。
円高を待つという事が株安を待つ事と同義だとすれば正解はリスクオンの時は株を買い、タイミングを見計らって全て日本円に換える事です。
そのタイミングが予測できない以上はいつドルを買うかなどと言うことに悩まずに黙々とドルに換え株を買いと配当を値上がり益を積んでいくべきだと考えています。
なかなか割り切れませんが。
6月の利上げが有りだろうが無しだろうが円高になるのではないでしょうか?