泡沫投資家ノディの米国株入門

インフレに勝ちたい

2018-01-01から1年間の記事一覧

2018年お疲れ様でした。年末の資産状況と総括と来年の抱負

NY市場は31日にも取引があるので、厳密には年末ではありませんが、大して変わらないだろうと思うのでここで締めます。 ↑東証で行われた大納会の様子。 楽観的な参加者が多いのか見学者も多く、盛況でした。 今月の集計から生活防衛資金と端株でちびちび集め…

【勉強メモ】残存年数別の債券投資戦略3つの型

リスク資産としての名目債券についてのメモ イールドカーブの変化には傾きが大きくなるスティープ化、小さくなるフラット化、そして全体的に移動するパラレル・シフトがある。 BEIぶん割り引かれる長期債の方がリターンは良いが、リスクとのトレードオフは避…

沈没する我がポートフォリオ。資産状況と内部収益率_2018年12月月初

すっかり更新をサボってしまいましたが、相場はお構いなしに動いていきます。 2018年12月の運用状況書き出しです。 内容としては、米大型株、新興国株の買い。米小型株の売りというもので、往復ビンタを食らいそうになっている状況です。 TZAはラッセル2000…

ポエマー化するにはまだ早い_2018年11月の資産状況と内部収益率

少し反転するとVIXが下がってきたという市場の声が聞こえるような気がしますが、VXNはまだまだ高いんですねぇ 震源地のハイテク株が落ち着いてくれないと身動きしようがありません。 月初の資産状況書き出しです。 生活防衛資金除く、証券口座内のお金は3万5…

自分の実際のポジションからリスク許容度を診断する

今回はリスク許容度について思ったことを書きたいと思います。 詳細は省きますが、対数関数の効用曲線を持つ投資家の、効用が最大となるリスク資産の割合は以下の式で求められます。 リスク資産比率=(1/リスク回避度)x{(期待リターン-無リスク金利or借…

市場が荒れている時は記事を上げる使命感に駆られる。_【不定期報告】10月11日のポートフォリオ

金利上昇に端を発し、ボラティリティが上昇傾向です。VIXが20未満(NASDAQ100版VIXのVXNは25程度)なので高いとまでは言えませんが、退場寸前のガクブル無言野郎みたいに思われるのはイヤなので、市場が荒れているときは記事を書く意欲が高まります。 今月は…

もはや投資先は米国株だけで良い_2018年10月の資産状況と内部収益率

資産状況の書き出しです。 いわゆる生活防衛費としての現金ポジションを含めない数字です。 ごちゃごちゃしてきました。スッキリさせたい欲にかられます。 ドル建て資産は3万9114ドル マイクロソフト、アドビ、ロッキード・マーチンが主役です。 年初来の累…

リーマンショック大したこと無かった仮説

およそ10年前に世界金融危機が発生しました。 発生というよりも、積み上がったリスクが顕在化した。といった方が正しい気がしますれども、それは別の話。 IMFは1800年以降の米国のデータと1980年以降の世界のデータを公開しています。 (リンク:https://www.i…

【日記】生活必需品セクター主要銘柄のPBRとROEを並べてみる

ADR含む米国上場生活必需品セクターの主要銘柄のPBRとROEを並べてみることにする。 数値は先週末時点におけるfinvizのページから拝借した。 対象はバンガードの生活必需品ETF VDCのトップ30銘柄+BTI、UL、BUD。 特別ゲストとしてアップルのデータも掲載。 ※…

米国株インデックスはVTIとVOOどっちが良いか?【全米株式vsS&P500】

VTI(米国トータル・マーケット・インデックス) https://investor.vanguard.com/etf/profile/VTI VOO(S&P500) https://investor.vanguard.com/etf/profile/VOO 上の2つのETFでどちらが良いか?という問題は無リスク資産の割合をどうするか?という事に比…

可愛そうな新興国株、仲間に加わる某ヘルスケア株_2018年9月の資産状況と内部収益率

月に一度の資産の書き出しです。 8月31日のNY市場引け後の数字です。 ドル建て資産は3万8606ドル マイクロソフトが+30%台に乗ってくれました。 が、全体的に沈下傾向にあるように感じます。 先週ポートフォリオに医療保険株のアンセムを追加しました。 よく…

株式100%ポートフォリオに違和感

投資を行っていると大体の人は株式の割合はどれくらいが良いか?という問題に一度ぶち当たります。 ...株式が長期的には上昇すると思われることから、長期の投資であれば株式の割合を高めた方が高いリターンが期待できる。他の、債券のような非株式資産を加…

株式リターンの要因分解_成長株は売上成長、成熟企業は利益率変化に注目。ディフェンシブ企業はどん詰まり。

株式のバリュエーション評価で最も目にするPER。 投資家の期待と、利益と株価の3つの要素に左右される指標なので、PERだけ見てもよく分からないのが実情。 おまけにPERが低いという事は期待リターンの高さを示唆しているものの、将来リターンとして実現する…

マイクロソフト一発屋芸人と化した我がポートフォリオ_2018年8月の資産状況と内部収益率

月に一度の資産状況の書き出しです。 数字は全て7月31日NY市場引け後のものです。 なお、いわゆる生活防衛費と日常の決済用現金は計上しておりません。 ドル建て資産で3万6935ドルとなりました。 ※6月末は3万5625ドル 年初来の累積リターンは新興国が足を引…

貯金感覚投資が多数派の世界は株式リターンが年率3%台になるだろう。

論点がずれているのは明らかですが、すこしピントがおかしいやつも市場に参加していた方が厚みとか多様性やらがあって良いと思いませんか? 論点どころかブログ村カテゴリーからもずれてる... ...NASDAQが躓くと新興国も日本もコケそうなのでVIXがどこまであ…

VYM → DGSに入れ替え実施。

水曜夜にVYMをDGS(ウィズダムツリー新興国小型株配当ETF)に入れ替えました。 高配当ETFのVYMは、配当利回りと益利回りの比較的高い相関を活かした広い意味のバリュー投資にあたります。しかし割高な米国株の中でやや割安という位置付けのETFを持つよりも、新…

高利回りETFのPFFは株主と経営者を敵に回す金融商品(iシェアーズ米国優先株式ETF)

証券会社のETF売買ランキングで常に上位にいる異質な銘柄があります。高分配でお馴染みPFF(iシェアーズ米国優先株式ETF)です。 2018年7月18日時点の週間保有残高ランキング(SBI証券HPより) 以前当ブログでもPFFを紹介したことがあるのですが、ブログ始め…

期待リターン=株式リスク・プレミアムは経時変化が重要

将来の株式リターンが分かればとても嬉しいと思いませんか?割引後現在価値はわかるのに一期先の価値が分からないなんて理不尽です。 まずゴードンさんが1963年に作った配当割引モデルからスタートします。株価は将来配当の割引現在価値なので 株価=次期配…

アング『資産運用の本質』読書メモ②「株式プレミアム・パズル」

飽きて投げ出すのだろうと他ならぬ自分が思っていましたが続きます。 www.homatsu-noddy.com 前回と同じくアンドリュー・アングの『資産運用の本質-ファクター投資への体系的アプローチ』の自分用メモ書きです。 ーーーーーー 斜体文字は引用部分 赤文字は…

アング『資産運用の本質』読書メモ① 「長期投資は短期投資である」

少し前、Kindle版の『資産運用の本質-ファクター投資への体系的アプローチ(アンドリュー・アング)』を購入しました。 驚異の55%オフとなっていまして、まさにバーゲンハンティング。 わずか4131円の出費で済みました。 Kindle本なので厚み重みはわかりませ…

俺たちの東証でETFのマーケットメイク制度が始まります。

流動性・売買高に難ありとされてきた東証ETFですが、7月2日からマーケットメイク制度が始まります。 money-bu-jpx.com 細かい内容は上の日本取引所公式ブログに書いてありますが、簡単に言うと証券会社にインセンティブを与え、流動性を供給していただくとい…

資産下落の責任を新興国株に押し付けるクソダサい投資家は私です_2018年7月の投資資産と内部収益率

6月はお仕事が繁忙のため更新をサボってしまいました。 でも月初の資産状況の書き出しはこうしてやっているので、時間はいくらでも作れたはずなのです。つまり仕事とか繁忙というのは言い訳に過ぎず、ただサボっていただけです。 ーーーーーー 6月29日NY市場…

新興国株はインフレと正の相関性を持つが参考にはしない

インフレーションは消費や新規投資の減退をもたらすため、株式に向かい風になるというのがよく言われます。 クーポンが額面で支払われる債券も、やはり良くないという向きが多いです。 しかしそこは我らが新興国、インフレという逆境にも負けずに外れ値を叩…

インデックス志向の人間がグロース株投資戦略を組む。撤退戦としての低リスク個別株運用へ

今月の初めに少しだけVGKの買い増しを行い、よく分散された資産がポートフォリオの半分を超えました。 インデックス投資部門の内訳は 米国(VTI+VYM) : 44% 欧州(VGK) : 15% アジア太平洋(VPL) : 7% 新興国(VWO+DEM) : 34% となり、新興国株オーバー…

先進国株と新興国株の共変動は強まる傾向に

新興国株の魅力は先進国を凌駕する累積リターンと、先進国世界との共分散による効率フロンティアの拡大です。 ところが、かつての日本株が同じ道を辿ったように、グローバル要因の株価変動が大きくなっているようです。 以前から何となく そうだろうなーと思…

6月のテーマは米銀のストレステストだったのですが...。2018年6月の資産状況と内部収益率

強烈な金利天井シグナルを出すことに定評のある金融庁から5/18にこんなメッセージ。 嫌な予感はしていました。 jp.reuters.com ーーーーーー 月に1度の集計日と内部収益率の報告です。 5月31日NY市場引け後の資産状況です。 ドル建て資産で3万6013ドルとなり…

インフレ期のTIPSはインフレヘッジにならない問題。

金利が上昇すると起こるのが債券価格の下落と株式市場からの資金の流出です。 株式のリスクは債券より大きいため、資産を債券に逃避させたいとは思うものの、金利上昇時に下がり続ける資産の組入に抵抗感を持つ人もいらっしゃると思います。 金利上昇≒インフ…

金利上昇で高配当ディフェンシブ株が叩き売られたとしても 慌てる必要は全く無い。

最初に断っておきますが、私は食品やタバコ株を持っていません。 運の良いことに年明けに殆ど売ってしまいました。 少しだけ持っていたVDCも先日手放しています。 金利上昇ネタはもう古いですが、自分の頭の整理及び、数年後に読み直したら面白いかなと思っ…

安くて強い株を追え。MTUMとVLUEの両方に入っている株を並べてみました。

モメンタム投資はバリュエーションを無視して株価の上昇だけを見ています。バリュー株かつ、高モメンタム投資は両立しうるのでは?と思い、ブラックロックのMTUMとVLUEの両方に含まれている株を並べていきます。 ※銘柄のピックアップはブラックロックのHPで…

MSCIエマージングとMSCIエマージング最小分散の国別セクター別超過ウェイト

タイトルの通り、MSCIエマージング最小分散における対MSCIエマージング指数の国別、セクター別の超過ウェイトを見ていきます。 使用したデータはブラックロックHPから取得したEEM(時価総額加重)とEEMV(最小分散型)のデータです。 数値が正の場合は時価総…

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