俺たちの東証でETFのマーケットメイク制度が始まります。
流動性・売買高に難ありとされてきた東証ETFですが、7月2日からマーケットメイク制度が始まります。
細かい内容は上の日本取引所公式ブログに書いてありますが、簡単に言うと証券会社にインセンティブを与え、流動性を供給していただくというもの。
日本株ETFなら1000万円、外国資産ETFなら500万を一度に売買しても板が壊れないようにするらしいとのことで、ここにきて東証ETFの魅力が増してきます。
対象のETFはまだまだ限定されたものですが、投資家とマーケットマーカーの層が厚くなれば拡大も期待できるでしょう。
単純なTOPIXやMSCIコクサイでは投資信託でもイヤな思いをしない水準のコストになっていますから、それ以外の指数やスマートベータETFの利便性向上がとても嬉しいです。
例えば
iシェアース MSCI 日本株最小分散ETF(1477)
(NYSE上場のJPMVの円建て指数、楽天証券なら売買手数料はタダ)
他には、
NEXT FUNDS 外国債券・FTSE世界国債インデックス(除く日本・為替ヘッジあり)連動型上場投信(2512)
(為替ヘッジは不要とか、外債不要論は心の底から同意します。ただ国債はマイナスのリスクプレミアムが現出することもあるので、値上がり期待で持つのは良いと思います。ただし単体ではダメ、株とセットで持つと効果を発揮する。)
あとは
ラッセル野村小型コア・インデックス連動型上場投資信託(1312)
(6/29の売買代金は0万円。でもちゃんと流動性があるなら欲しいETFです。信託報酬は0.5%と破格の安さになっております。)
あたりでしょうか。
新制度が上手く運用されることを願っています。