泡沫投資家ノディの米国株入門

インフレに勝ちたい

QQQはNASDAQの有力企業100社のインデックス(パワーシェアーズ QQQ)

こんばんは、ノディでございます。

 

 

情報技術セクターへの投資は、覇者が次々に入れ替わることが考えられるために、長期投資を前提とするなら分散投資が必要だと思います。 

 

そのためのツールの一つとして、情報技術セクターETF、バンガード社VGTを昨日紹介しました。

 

上記記事のタイトルにある通り、VGTは「情報技術セクター」なのでAmazonが存在しません。Amazonは「一般消費財・サービスセクター」になります。

 

Amazon+情報技術セクターへの投資を可能にするのが、今回の主役です。

 

パワーシェアーズ QQQ

Invesco - Product Detail - PowerShares ETFs

NASDAQ100指数に連動するように設計され、運用されているETFになります。

 

私のインデックス

『パワーシェアーズ QQQ (QQQ)』 インベスコ・パワーシェアーズ・キャピタル・マネジメント |ETF・インデックスファンド詳細

 

では、直近10年の配当込みトータルリターンは、年率平均11.7%です。

ドットコムバブル後の15年間では、同13.8%になっています。

 

市場平均(S&P500)の配当込みトータルリターンは

10年で7.5%

15年で9.6%

でした。

少なくとも1度の不況を経た後も、市場平均に打ち勝っています。

 

※モーニングスターの数字と少し違うので、実際の数字ではない可能性があることをご了承ください。

 

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セクター別比率

ちなみに、NASDAQ100は「金融セクター」を除外した指数です。

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NASDAQに上場している企業は情報技術だけではありませんから、多少分散されています。

しかし、6割を占める情報技術セクターがリターンを左右することになるでしょう。

 

ジェレミー・シーゲル氏の『株式投資の未来』では、1957年から2003年まで、情報技術セクターの実質リターンは、S&P500を上回っています。60年間情報技術セクターは市場平均を上回っていることになります。

 

また、生活必需品セクターの存在が意外に思えます。

クラフトハインツ(KHC):1.33&

モンデリーズ(MDLZ):0.87%

上位30社の中に食品株が食い込んでいます。

 

TOP10社とそれ以外の比率

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VGTと同じく、TOP10社で約55%に到達します。

 

※今回からアルファベットのA,C株を一つにまとめています。同じ考え方をすればVGTの方がよりTOP10社の割合が大きくなります。

参考:VGT 上位10社

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QQQの方が、ザ・新興株 といった趣で安定には欠けるか?

という印象です。

ただQQQは情報技術セクター意外の銘柄も組み入れられていますので、VGTよりはマイルドな動きになるかもしれません。

 

安心して下さい。暴落時はどちらも容赦なく叩き売られます。

 

VGTとの比較

モーニングスターで遡れる10年間のトータルリターンは、QQQの方が若干上です。

VGT :11.88%

QQQ:12.93%

 

なお、5年リターンでは、VGTの方が僅かに勝っています。

VGT:21.87%

QQQ:21.39%

ハイテク株成分が比較的少ないにも関わらず、QQQがVGTに対してそこまで遅れをとっていないのは、Amazonが補っているからでしょうか?

 

ちなみに、QQQにはAmazonが有りますが、VGTには存在するVISA、MasterCard、IBMは入っていません。NYSE上場なので当然のように無視されています。

 

ハイテク株はアメリカが手放さない企業群

世界の工場と呼ばれる地域は、時代毎に移り変わっています。製鉄や造船、家電はすでに日本を通り越したアジア地域が主役です。次は自動車の番でしょうか?

でも大手IT企業の事業は今のところ新興国が台頭する兆しは見えないように思えます。

 

中国勢の影響は強くなってきていますが、少なくとも中国産のOSがWindowsに取って代わるような事は想像できません。

 

QQQには百度やJD.comとった中国企業も2%含まれていますが...

 

みんなApple、Microsoft、Googleの手のひらの上で踊っています。彼らは先行者として、いち早く新時代のルールを作り、世界を振り回す側です。

ハードウェアの製造は新興国家に任せつつ、一番利益率の良い場所を総取りしていますし、今後もそれは続くでしょう。

 

その先頭を走っている企業に満遍なく投資できるのが、QQQやVGTになります。

 

成長の罠は懸念されますが、情報技術セクターはこれまで市場平均のリターンを引っ張る側でした。

5年後に栄華を極めている会社がどこかは分かりませんが、(株価はともかく)セクター全体が生み出す利益は我々の予想以上に上がっているのではないでしょうか?

 

身の回りの生活、職場環境でアナクロと感じた分だけハイテク株の未来の利益が転がっているとしたら、私の主観ではまだまだIT化は入り口に過ぎません。

 

私の方針

今、私のポートフォリオには情報技術セクターの銘柄が一つだけ存在します。

 

IBMです。

実は、AT&Tと一緒に売り飛ばして、ETFに入れ替えようかと思案中です。

以前、営業利益率が悪化しない限り売らないと書きました。

でも、他にもっと良さそうな投資対象に目が向いたら乗り換えたくなるのが本音です。

 

その候補がまさにVGTやQQQといった、情報技術セクターがメインのETFだったりします。

IBMの売却分をそのままETFに入れ替え、分散された安全寄りの運用に変わることを期待しています。

 

高配当戦略とは別の次元で忍耐が試されそうな投資になるでしょう。

過剰な集中投資を避ける事を前提にして暴落を意識した運用に努めます。

 

AT&Tを売却するとして、その分の使途は未定です。個別で行くか、IVVとするか、決めあぐねています。

 

 

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 過去記事です。書きながら悩んでいました。

 

 

  

 

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