【LMT】ロッキード・マーチン四半期決算 3Q2017 株主も撃墜されるか?
こんばんは、ノディでございます。
ロッキード・マーチンの第3四半期決算が発表されました。
EPSは予想値から0.31%少ない2.39ドル
売上高も同じく5.13%少ない12,169 百万ドルになりました。
10/24の市場で株価は2.36%下落しました。
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ファイルをiPhoneで開くとAmazon AWSを使っていることが分かります。
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決算は防衛大手らしく、可もなく不可もなくといった印象を受けます。
ずば抜けて営業利益率が良いわけでもなく、売上高はここ数年ほぼ横ばいです。
F35のような主力製品でも、大量生産するようなものでは無いので、一端売れ行きが細ると決算へのダメージが大きそうです。
前年同期比で営業利益率が下がっていることがわかります。
キャッシュは嘘付かない
のでキャッシュフロー計算書(9ヶ月間)
事業売却で数字がごちゃごちゃしていますけど、営業キャッシュフローマージンは改善していますね。
決算後の株安は予想を下回ったことによる一時的な動きと考えることにします。
売上高の成長はあまり見込めませんが、自社株買いには目を見張るものがあります。フリーキャッシュフローの7割を配当と自社株買いに充てています。
投資方針
保有継続です。特にネガティブな決算とは思っていません。右肩上がりであって欲しいのは確かですが...
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さて、特に報告も無く、ひっそりと買っていたロッキード・マーチンですが、自分のメンタルを記録するために理由付けをします。
レイセオン(RTN)はじめ防衛会社は超大国アメリカの国防を技術で支援する企業です。
当然、売上高の源泉は米国人の税金ですので、そこから利益を稼ぎすぎると、「けしからん」と言う人がかならず出てきます。
国防費がどこぞの八一の解放軍のような規模で増加しても株主の利益には直結しません。
でも、会社を適度に儲けさせておかないと技術開発もままらないので常に一定の売上は確保されるはずです。
そして少しでも余ったお金があれば、自社株買いを実行してEPSの向上が図れます。
永続する会社が本当の利益をもたらす
ジェレミー・シーゲル著
「株式投資の未来」日本語訳 表紙より
残念ながら、私の目が黒い内に世界から兵器が無くなる事は無いと思います。
でも兵器が無くならない限りは、ロッキードも無くならない会社と言ってもいいのではないでしょうか。
将来、ボーイングとの大合併が起こり得るとしても、株主価値が著しく毀損されるような展開にはならないと信じています。
さらにいえば、米国人の税金で稼ぎすぎるのはダメだけど、日本や韓国の税金で儲けるぶんには、さほど風当たりも強くならないとも思います。
同盟国への展開や宇宙産業を推進して、オーガニックな成長も追ってほしいですね。
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