誰が首相でも人間はご飯を食べるし、洗濯も風呂もする。
こんばんは、ノディでございます。
今日のニュースは衆院選一色でテレビの他、Twitter世界も大いに賑わっています。
私たちは政府の政策によって簡単に生活や短期のパフォーマンスが動かされます。
仮に自民党以外の政党による政権が誕生すると、建設・不動産株は大変な事になるでしょうね。
ただ、政権の政策で影響受けるのは株以外にも、当然私達の勤め先の業績や戦略、つまり収入にも直結しています。円高に向かっても放置されれば工場は海外に出ていかざるをえませんし、公共投資をどの分野に振り向けるのかとか、民間と連携した規制緩和の号令にも関わってきます。
ただ、ハッキリしているのは、与党が何処であっても、首相が誰であっても、それだけでは私達労働者の生産性が劇的に向上することもなければ、所得が倍増されることも無い。ということです。
企業の業績が上がっても、自分のキャリアとは無縁の事かもしれません。それどころか設備投資で業務内容がガラッと変わるor無くなるかもしれません。環境の変化に対応できなければ、政治に関係無くあなたの収入は無くなります。
あくまで政治は環境を整える手伝いにしかなりません。
ここで、泡沫投資家として考えたいのは、政治に左右されるのは給料だけで十分であり、資産運用の領域に持ち込む必要は無い。
というものです。
私は株式投資にまで政策の影響を受けるような事は避けたいと考えています。
政治に左右されない投資先というのはつまり、
絶対に無くならない必需品・サービスを、
競合より強いブランドで世界中に展開し、
技術革新のスピードが遅い業界の企業で
株主還元も手厚ければなお良し。
という事になります。
最近冴えない日用品株や食品が当てはまります。
政治に関係なくP&Gの洗剤で洗濯をし、風呂に入ればユニリーバのシャンプーがあり、朝の食卓にはゼネラルミルズのシリアル製品が並ぶ。会社のデスクではコカ・コーラの飲料水を飲む。
この日常はちょっとやそっとじゃ変わりません。
他にも鉄道や防衛なんかも強いでしょうね。少なくとも私が生きている内に鉄道に代わる陸上輸送手段も、全世界の武装解除も見ることはなさそうです。
あなたもポートフォリオの中身と政治の相関性をチェックしてみてはいかがでしょうか?
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じゃあ、FDAにやられたタバコ株は?
となりますが、タバコ会社は過去そのような逆風を何度も乗り越えてきた実績があります。
政治・政策、ひいては世論にも負けないというパターンですね。
最強です。
ヘルスケア株もこの最強のパターンだと思います。規制当局を参入障壁に利用しています。バイオベンチャーは殆どギャンブルじみていて投資家の資本を食っています。
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