確定拠出年金の配分
こんばんは、ノディでございます。
私は企業型確定拠出年金に加入させられています。
iDeCoが使える身分ならそちらの方が良かった...
拠出金の買付時の割合は
国内債券 10%
先進国株式 90%
というもの。
リバランスは手動で行わなければなりませんから、最近は株の割合が増しています。
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このポートフォリオに込められた思惑は「退職まで引き出せない資産運用」であることです。
私のような9割以上が株式資産であるというのは、現代ポートフォリオ理論の「正解」からかけ離れた高リスク状態であり、担当の金融機関のパンフレットでも、投資対象の分散が安定的な運用につながるという記述にも反しています。
でも、退職まで40年近くある私は株以外の資産の割合を増やす事は考えません。
株は今まであらゆる資産に比べて、その優位性を保っています。
それに現代ポートフォリオ理論は値動きをリスクとしていますので、確定拠出年金のような超長期投資、それも引き出せない資金にその理論を適用するのは、間違いとまでは言いませんが、リターンはパッとしないものになるでしょう。
でも優等生なサラリーマンほど、現代ポートフォリオ理論が「正しい」資産運用と認識しているイメージです。
卵をひとつのカゴに盛るな。
という言葉の功罪が垣間見えます。
確かに今後、市場平均の大停滞もありうるという覚悟で臨んでいますが、購買力ベースで考えれば損はしないという確信があります。
ただし、個人ごとの運用開始時の年齢によっては多少のアレンジが必要になると思います。自分なりの落とし所を見つけるようにして下さい。
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ところで、勤め先の退職金制度がまるごと企業型確定拠出年金に成り代わっていますが、2%の複利利回りを退職までずっと得ないと確定給付時代の水準に届かないことが小さく書いてあります。
退職給付債務を減らすだけに飽き足らず、実質的な減額を行っています。そして労働組合はなぜか問題にしていない様子。
購買力で考えれば名目4%程度の利回りが必要なのに!
4%の利回りを運用期間中保つなんて株式の割合を相当増やさないと達成できません。でも同僚でそのことに気づいているひとは居ないだろうという自信があります。
それどころか、初期設定のバランス型ファンドをわざわざ外して定期預金にする人すら居る始末。
でも、わざわざ高説を垂れるような事はしません。
「株式」会社に勤めているのに、投資全般に対してよく思っていない人がまだまだ多いのです。
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過去記事です。
従業員には持株会制度もありますが、これはあまり推奨しません。