泡沫投資家ノディの米国株入門

インフレに勝ちたい

東証が配布しているカレンダーに学ぶ日銀の行動

こんばんは、ノディでございます。

 

ここ数日でグンと寒くなりました。年の瀬を意識し始めるころだと思います。

来年のカレンダーの準備はお済みでしょうか?

 

日本取引所が昨年の大納会で配布していたカレンダーをご紹介。

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 1985年から2016年秋までの東証株価指数の推移と、主な経済的、政治的イベントの日付が掲載されています。

 

私が株式市場に参加したのは2015年夏ですから、ほんとうにごく最近のように見えます。

 

日本のバブル景気とITバブル、そしてリーマンショックとつづいていく相場の雰囲気。

そういったものを何とか感じ取ろうと、このカレンダーを自室に貼り出しています。

 

ただチャートを眺めていても面白いのですが、時々法則めいたものが見えくることがあります。

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1989年5月31日

日銀、公定歩合を9年ぶりに引き上げ

1990年8月30日

日銀、公定歩合を6%に引き上げ

 

現在の私達はこれがバブル崩壊後に行われた、「金融引締め」であることを知っています。なんでこんなことしたんでしょうかね?

当時の新聞記事を図書館で読んでみたい。

 

この後も

2000年8月11

日銀、ゼロ金利政策の解除を決定

 

2006年7月14日

日銀、ゼロ金利政策の解除を決定

 

とあり、20世紀の終わりから今日まで、景気後退局面の直前には必ず日銀が金利の引き上げに踏み切っています。

 

株高が続いて、ネットやら広告やらが浮ついた気分になる度に「靴磨きの少年」の話題が出てきますが、

このカレンダーからは日本銀行が靴磨きの少年に一番近い事が見て取れます。

 

少なくとも21世紀になってからは的中率100%です。

 

今、日銀はイールドカーブコントロールを行っていますから、仮にYCCを辞める事を決定したとすると、その後1年も経てば、景気後退が始まる可能性が高いのではないでしょうか。

 

 

 

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2004年9月28日

NY原油先物相場、市場開設以来の1バレル50ドル台

 

のような、感慨深いものもあり見ていて飽きません。

ときどき新たな発見があります。

 

米国株投資家と東京証券取引所は関係無いと思っている方も、カレンダー目当てに年末は兜町にどうでしょうか?

 

※私は昨年初めて大納会に行って頂戴したのですが、このカレンダーが毎年配っているものかどうか確証がありません...申し訳ない...

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