渦中のユナイテッドヘルス(UNH)は全部売却。Amazonの進撃は続く。
こんばんは、ノディです。
保有株のひとつユナイテッドヘルスを昨晩の寄り付きで売却しました。
(平均購入単価は221.83)
背景となるニュースは当然これです。
昨晩こそ株価は下げましたが、昨年のホールフーズの買収騒ぎで敏感に反応した小売株が、結局数ヶ月もすれば元に戻っていったことを考えますと、売却判断は拙速だったと後悔するかもしれません。
しかも、この発表時点では詳細な事業内容もCEOも所在地も決まっていない状況で、ユナイテッドヘルスはじめ保険株に影響(影響の有無も不明)が出るのはずっと先です。トレンドラインすら割っていない。
ただ
“The ballooning costs of health care act as a hungry tapeworm on the American economy,”
(膨張する医療費が寄生虫のように米経済をむしばんでいる)
バフェット氏の強い語調にただならぬ気配を感じます。
そもそも米国株の時価総額3位のAmazonと、7位のJPモルガン。そしてバークシャーが手を組んで殴り込みをかけようって訳です。
否が応にも業界に風穴が開く予感がします。
AmazonはPBMから攻めてくるかと思っていましたが、予想外の展開です。しかも従業員向けとはいえ非営利とは...
新会社はただでさえ目先の利益に拘っていないAmazonが非営利としているので、どれだけの価格破壊が起きるか楽しみです。いずれ自社以外の企業にも販路を広げるでしょうし、保険会社以外の企業にとっては長い目でみれば追い風ですね。
Amazon以外の2社の立ち位置も気になるところです。先頭にAmazonの名前があることからAmazonが主役なのは間違いないでしょうけれど、ここは続報を待ちましょう。
複雑な商慣習に守られてきた業界が変化するかもしれないという思惑で今回売却しましたが、既に別途保有しているバンガードのヘルスケアETFであるVHTの内、6%程度がユナイテッドヘルス株なので今後も間接的に保有し続けることになります。
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売却で得た現金は即時ETF部門へ移し替えました。
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