情報技術セクターETFのトータルリターン比較(VGT、QQQ、IXN)
こんばんは、ノディでございます。
これまで、情報技術セクターの銘柄へ投資できるETFの紹介をしてきました。
結局どれが良いのか、トータルリターンを比較してみましょう。
モーニングスターで遡れるトータルリターンは15年までです。
まず、参考として市場平均の推移を見ていきます。
15年前のS&P500指数はITバブル後の底値付近にありました。
この後、市況は回復し、その果てにリーマンショックに至り、こんにち再び最高値圏に持ち直しているという流れです。
S&P 500 Index - 90 Year Historical Chart | MacroTrends
この15年で指数は倍になっています。
ETFのトータルリターン比較
ゲストとして、IBMとジョンソン・エンド・ジョンソンとバークシャー・ハサウェイにも参戦してもらいます。
※VGTは2004年に設定されたETFのため、15年リターンがありません。
情報技術セクターを主力とするETFは5年、10年、15年のどの年限においても市場平均を上回っています。
この数字は無視できません。
パッとしない銘柄を沢山保有している投資家から見れば。
当然ですが、短期間では数字のブレがどうしても荒くなる一方、長期でのパフォーマンスはある一定の幅に落ち着いていきます。
市場平均ではそれが6% +インフレ率になるというアレです。
逆に考えれば、いったん長期間でのパフォーマンスの差が鮮明になると、なかなか巻き返しが難しいとも言えます。
これからIBMが目覚ましいリターンを上げたところで、市場平均を追い越すのには結構な時間を要するはずです。
情報技術セクター銘柄でも、Microsoftは15年リターンが市場平均以下だったりします。
個別株投資の難しさが分かります。
ETFは個人的には退屈な投資先ですが、合理的な選択になります。
数年後どの会社が天下を取っているかわかりません。
あくまで過去の話ですので、この先もこの傾向が続くかは分かりません。でも判断材料のひとつにはなると思います。
値動きは激しいですが、高配当銘柄とのバランスを考えつつ、投資をしていきたいと思っています。
ーーーーーー
過去記事です。
今回堂々トップを飾ったQQQです。
配当金は精神安定剤です。でも市場平均に劣後し続けるのもメンタル面で悪影響が出ます。自分にとって腑に落ちる割合を見つけていきたいです。
配当の成長率も重要だというものです。PFFは高配当ですが、配当成長が無いためにアメリカ国債と同等のリターンしか見込めません。