【中期方針】全世界オールサイズ・モンキーダーツポートフォリオ(愛称:猿の舞)を目指す。
ロイター通信でたまに見かけるアングル。
背後に見えるJPタワーにはセールスフォース(CRM)が入居しています。
株式市場は...50日移動線が蓋になってしまう株が多くなるんじゃないでしょうか。決算が良ければ何とかなるかもしれませんが、いわゆるディフェンシブ株は全体としてどんどん魅力的になっていくでしょうね。
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ポートフォリオの目標を立てました。
背景となる思考
猿がダーツ投げをして決めたポートフォリオは自然と割安株、小型株傾向が生まれ、結果的に時価総額加重インデックスを上回る事がくなるという研究があります。そして平均的な猿は等金額指数にほど近いポートフォリオとなっています。
今回私が中期的に目指すポートフォリオは全世界の株式を投資ユニバースとした等金額ポートフォリオを構築するというもの。
(中期的としたのは書籍などで知識をインプットしている途上であり、より良さそうなアプローチがあればそれに乗り換える可能性も有るからです。)
今後将来に亘ってどの地域の、どんなサイズの、どんなバリエーションの株が強くなるか分からない事の裏返し投資になります。
これはバンガード社のページで見かけるエクスポージャーを表した図ですが、この9つのマスを米国、米国除く先進国、そして新興国の3層に分割、
この3層構造にETFという名の球体を充填していくイメージです。
このような図を作成することで、今どんな対象に投資先が偏っているかイメージしやすいのではないでしょうか?
例えばVTなら右上を中心とした4等分の球体が私には見えます。
どう構築するか
これを実現するためのツールとして
RSP(S&P500等金額ETF)や、EWEM(新興国国別等金額ETF)
があるのですが、残念ながらSBI証券からは買えません。
これはEWEMのTOP10地域です。
面白そうですが流動性の低いETFなのでIB証券の口座があったとしても投資には二の足を踏んでしまいそうです。
現実的にはすでに保有している時価総額インデックスに小型株、バリュー株をブレンドして「それらしい」状態に持っていくことを目指します。
時価総額加重ETFの構成は
VTI
VGK
VPL
VWO
の4等分を目指します。
米国が少なくなってしまいますが、別部門としているVDE、VDC、VHTの赤本セクター戦略を足すと丁度良くなります。
VWO(東アジア除く)のようなETFがあればそれも追加したいのですが無いものねだりをしてもしょうがないです。
小型、バリューETFとして組入候補になるのは
VBR(米国小型割安)
IJR(米国小型中立)
PXF(先進国高配当)
DFE(欧州小型配当)
DGS(新興国小型配当)
DEM(新興国高配当)
あたりです。アジアが手薄になってしまうので何とかしてもらいたいところ。
米国外ではバリューETFの取扱いが無いため高配当で代用。
ウィズダムツリーの経費率はバンガード社にくらべて高い事が気になりますが、他に適当なETFが無いため仕方ありません。
VBRとIJRは両方か片方か悩んでいる最中です。小型株効果ならIJRの方が強そうですが、VBRの割安ティルトも取り込まないのは惜しい。
週末時点のポートフォリオの状況です。
先月、このポートフォリオ改造の第一弾として、
DEM(ウィズダムツリー新興国株 高配当ETF)
に資金を振り向けました。
配当利回りを手がかりにしたファンダメンタル加重指数で、これまでのポートフォリオでカバーしていなかった資産です。
新興国x高配当という組み合わせにより、米利上げ局面で簡単に損することができます。
今年じゅうには形にしたいところですね。入金力がしょぼいと改造も一苦労です。
順張り個別株投資と航空宇宙・防衛企業への投資は継続です。
FAS(金融セクターブル3倍)、DRV(REITベア3倍)などの引き締めモードに強い指数も気になります。