IVV(S&P500)のセクター別比率とFAAMGが占める割合(iシェアーズ・コア S&P500 ETF)
こんばんは、ノディでございます。
市場平均はとても強く、大体の非インデックス運用を行っている投資家は敗北する運命にあります。
ただ、下げ相場にも付き合い、何年も含み損を抱えた状態を耐えられればの話です。
配当金という精神の安定剤を注入するためにも、配当金の大きさも考慮したポートフォリオをオススメします。
iシェアーズ・コア S&P500 ETF
本日の主役です。
S&P500指数は米国の代表的な指数の一つです。
米国株式市場の縮図と言ってもいいでしょう。
10年トータルリターンは年率7.39%
経費率は0.04%
分配金利回りは2.05%
となっています。
少なくともこれまでは、分配金を再投資すれば10年で倍以上のリターンが手に入ったうえ、個別株特有の倒産リスクが存在しません。
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IVV セクター別保有比率
インデックスとETFでは、短期資産や経費が存在するので、正確には異なります。
でもほとんどの投資家が実際に投資するのはETFなので、IVVの数値を使ってグラフ化します。
ブラックロックのサイトに棒グラフはあるんですけどね。
ジェレミー・シーゲルの『株式投資の未来』では
1957年~2003年の間、S&P 500のリターンは年率10.85%でした。
IVVの過半を占める3セクターはこの間に
情報技術 : 11.39%
金融 : 10.58%
ヘルスケア: 14.19%
のリターンを投資家にもたらしました。
本書ではヘルスケア、生活必需品、エネルギーが頭ひとつ突き出ていることはご存知かと思いますが、情報技術も金融もゴミという程では無い事がわかります。
ハイテク株に投資すると大火傷しそうなのは最近だけの風潮で、過去に答えを見出すなら、情報技術セクターは捨てたもんじゃないと思います。セクターまるごとをインデックス投資をすれば破綻もありません。
他にも各セクターが程よく分散されており、私のような生活必需品が4割を超えているようなポートフォリオとは大違いです。
ついでに、リターンも大違いです。
ただし、成長の罠には注意が必要でしょう。市場の成長が相当織り込まれていたらリターンもそこそこしか期待できません。
FAAMGの割合
次に今をときめく、ITビッグ5の割合を見てみましょう。
大手5社でS&P500の14%近くを占めています。
情報技術セクターの半分近くが(Amazonを除く)これらの大手企業の株になるという事です。
IVVに投資をすると、FAAMGそれなりの割合を投資することになるので、それをわかった上で付き合うのが良いでしょう。
バンガード VOOと経費率は同じ
バンガード社のS&P 500 ETF(VOO)もブラックロックと同様、経費率は0.04%となっています。
私はブラックロックの方がホームページが見やすくて気に入っていますので、買う時はIVVにするつもりです。
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市場平均に背を向けた状態で資産運用するには、強固な信念が必要になります。その信念を貫徹した結果が敗北だった日にゃ目も当てられません。
あれこれ思考を巡らせずに、S&P500 ETFに機械的に投資を行い、プライベートな時間を趣味に最大限充てた方が幸せに決まっています。
配当金という小銭をかき集めるのも良いですが、市場平均にもベットしておくのも心の安定に繋がると思います。
米国株投資における失敗とはつまり、
市場平均にトータルリターンで敗北することです。
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過去記事です。
高配当戦略のメリットが配当金の存在だとしたら、
インデックス運用のメリットは平均点が約束されている事です。
平均点とは年率6%程度の実質トータルリターンがもたらされることです。
不動産ポジションの大きさにも気を付けたいですね。