Amazonとホールフーズがどうとか、もう話題になってないな。
こんばんは、ノディでございます。
最近の市場はもっぱら、減税と利上げ、中国テック企業の台頭と中国の政治。のような話題が多いように見受けられます。
アマゾン、高級スーパーのホールフーズ買収 1.5兆円 - WSJ
それが半年近く前の6月16日にはこんなビッグニュース一辺倒でした。
みなさんも記憶には有ると思いますが、関心はどれほど残っていますか?私は全然ありません。
アマゾンの競合として本命扱いされる小売最大手のウォルマート・ストアーズは、同日朝に時価総額が140億ドル吹き飛んだ。
オンライン小売の米アマゾン・ドットコムによる自然・有機食品小売り大手の米ホールフーズ・マーケットの約140億ドルでの買収は、食品小売だけでなく小売業界全体の変革を引き起こす案件だ。
アマゾンが書籍や電子機器で行ってきたような価格破壊を食品小売りの分野でも仕掛けるのではないかとの懸念から、クローガーやウォルマート・ストアーズ(WMT.N)、スプラウツ・ファーマーズ・マーケット(SFM.O)などの小売り株は軒並み下げ続けている。
小売株(と一部パッケージ食品メーカー)の先行きに悲観的なニュースがひとしきり続いたあと、徐々にフェードアウトしていきました。
自然と関心が別の方向に向いていったような気がします。
と言っても、話題の中心はいつもハイテク株です。
デスバイアマゾン、今いずこ?
ウォルマート・ストアーズ
コストコ・ホールセール
クローガー
ホームデポ
(ゼネラルミルズ)
(ケロッグ)
アマゾンによって今後、苦しめられるとされる企業ですが持ち直しつつあります。
もちろん、これから数年かけて結果が出るにつれ、初動の下げが正しかったという事になる場合もあります。
ただ短期的には行き過ぎた下げだった。ということになるのでしょう。
投資家たちは悲観的な報道を前にして小売株を投げ売りました。
しかし、散々騒がれたおかげで、企業側には強い危機感が醸成され、一部企業は実際にEC拡充などのAmazon対策やコストカットを実行して新時代に備えていました。
報道の通り、確かに小売企業のあり方は変革しつつあります。
でも今ではホールフーズ+Amazonをあまり脅威とは思っていない企業も存在するのではないでしょうか?
投資家自身、少なくともウォルマートに関しては、もう大丈夫などと安心しきっていませんか?
その低い期待が今や株価上昇を伴って是正されつつあります。
結局、あの下落はなんだったんでしょう。
悲観的な動きは報道もあわさり、少々行き過ぎる。
雑多な企業はともかく、優良株を手放すのは少し待とう。
この学びは活かされるのでしょうか?
自分に降りかかる事を考えると恐ろしいです。
IBM????忘れた。
今話題になっている法人減税がもたらす業種別の影響云々といった話も、遠からず記憶の彼方へ行くのでしょう。
ーーーーーー
「ミレニアム世代は新鮮な有機野菜を好むから、パッケージ食品など買わない。」
というニュースがゼネラルミルズ株主としては気になります。
でも、世界の格差がどんどん広がり、資本家と貧しい労働者層に二極化していくなら、結局ウォルマートとパッケージ食品に帰って来ざるをえないと思っています。
ハーゲンダッツ好きですし、安心して保有しています。