今こそ読みたい緑本【S&P500最強説】
こんばんは、ノディでございます。
緑本とはシーゲル教授の「株式投資」の事です。
最近、米国の市場平均がもたらした高リターンにあてられ、
まだ個別株で消耗してるの?
みたいな雰囲気に包まれつつあります。
泡沫投資家の私も個別株、それも高配当低成長銘柄が多いポートフォリオを組んでいるため市場平均に突き放されたままです。
結構精神的に来るものがあります。
もうインデックスで良いよね?と
ということで、ひとつの最適解だと専らの評判であるS&P500 ETFの過去リターンをチェックしてみましょう。
緑本「株式投資」では、米国市場が相対的に低迷する局面が過去何度もあったと記述されています。
リーマンショック後のパフォーマンスはご承知の通り、アメリカ除く市場(VEU)はまだ金融危機前の水準に届いていません。
上のグラフはあくまで過去の話なので、今後もS&P500がその他の世界を置いてきぼりにする可能性はあります。2006年と現在とではハイテク株を中心に市場を取り巻く環境が大きく異なります。
でも、安易にS&P500 ETF一本のポートフォリオを組むと、数年後には欧州が良いからと考えてVGK一本にしたくなるでしょうし、アジアが堅調になるとVPLやVWOに絞りたくなってくると思います。
絶対にそうならないメンタルの持ち主なら良いのでしょうけれど、今ごろになってVOOかVTI一本にしてしまおうかと悩んでいて、完全に納得していないまま実行するような人は、また地域を変えて同じことをすると思います。私も含めて
恐らく、その時の周囲の雰囲気は「S&P500に盲信しているバカはここ数年の欧州株の高パフォーマンスが見えていない」という状態にあるはずです。
周囲に流されやすいあなたはS&P500 ETFの投資の前に、今一度他のインデックスを検討してはいかがでしょうか?
VTにすればもう悩むことはありません。