泡沫投資家ノディの米国株入門

インフレに勝ちたい

泡沫投資家の日和見ポートフォリオを決定

こんばんは、ノディでございます。

 

これまで私の行ってきた個別株投資はここまでにして、今後はETFによるポートフォリオへ移行したいと思います。

 結局のところ日本株で成功しなかった人間が、市場を変えても成功するなんて都合の良い話はありませんでした。

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これは12月はじめのMyポートフォリオのと市場平均との簡易的な比較です。損はしていませんが、市場平均に負けている以上それは失敗です。

個別株特有のリスクを背負った結果がこの有様なら、続ける意味はありません。

新ポートフォリオ

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株式100%とし、国際分散投資に半分を割り当て残りをリターン補完戦略とします。

参考:「株式投資の未来」より

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ワールドインデックスファンド(50%)

VTI+VEA+VWOの3本立てとします。VT一本とするか悩みましたが、あくまで配分を自分の裁量下にある状態に置きたかったためです。しょーもない虚栄心を満足させるためのもので、なにか高度な数理とか確信があるわけではありません。

 

リターン補完戦略(50%)

シーゲル教授の「株式投資の未来」で推奨された米国居住者向けポートフォリオがベース。

セクター戦略

VDC(生活必需品)

VHT(ヘルスケア)

VGT(情報技術)

を各10%程度とします。基本は順張りで今後も成長していくだろうセクターを割り当てています。生活必需品は新興国における株式市場のシェアが低く、米国ブランド製品の脅威には成り得ないと考えたためです。生活水準の向上と共にこれらの企業は成長を続けると思います。

ヘルスケアは製薬、機器の先端技術は特色ある保険制度も相まって米国企業の競争力は維持されると思います。また、低成長にある日本のような国でも医療費は順調に増加しており、遠からず高齢化を向かえる米国においてもヘルスケア関連の支出が減ることは考えにくく、成長を続けると判断しました。

情報技術セクターはシーゲル教授推奨ポートフォリオには組み込まれていません。ただし、「株式投資の未来」では市場平均を超えるリターンをもたらしている上に、最近のパフォーマンスも好調です。

どの企業が覇者になるかは全くわかりませんが、クラウドやAIを活用する機会は確実に増えており、セクター全体では成長を続けると思います。

来年のコミュニケーションサービスセクターの新設に合わせた組み入れ銘柄の変更で方針が変わるかもしれません。QQQとか、もしくはVDC、VHTの2本にするとか...

 

高配当戦略

VYMを10%組み入れます。配当こそ我がいのち、配当万歳。

 

バリュー戦略

BRK-Bを10%組み入れます。個別銘柄ではありますが、実質的にはあらゆる事業に投資を行うことになります。指標面では割安の金融株も多く、取りこぼしがちな大型バリュー株のリターンを期待します。

 

組み入れるべきか検討したETF

IXN(グローバル情報技術セクター株式)

新興国の株式市場シェアは情報技術と金融に偏っているため、新興国株への投資とは乱暴に言ってしまえばこの2セクターへの投資となります。金融セクターは「株式投資の未来」では市場平均に満たなかったため、情報技術セクターETFが候補に。

つまり、グローバル戦略かつセクター戦略を狙って検討したが、取引高の少なさでアウト。

 

VDE(米国エネルギーセクター株式)

ここ10年のリターンがひどい。シーゲル教授は他セクターとの相関係数の低さをメリットとしていますが、右肩上がりであってこそだと思います。私は石油会社が石油会社で無くなる日もいずれ来ると考えているため、これからのエネルギーセクターはこれまでのような傾向には当てはまらないと判断し除外。

 

TLT(米国国債20年超)

足元では相関係数がマイナスで推移しています。先の金融危機時には円ベースで見てもゴールド以上の値上がりを見せた事、値上がり益も狙えることから検討したが、米国債にもいずれ日本や欧州のように流動性のわなが訪れるように感じます。月々の給料こそ最高の逆相関ポジションと考え債券は除外。

 

MGV(米国超大型バリュー株式)

ほぼバークシャーと同じような値動きであったこと、流動性の少なさから除外、逆に言えば十分な流動性があればバークシャーではなくMGVにしていました。

 

IOO(グローバル大型株100銘柄)

「株式投資の未来」で名指しされたETF。近い将来、中国やインド企業が名を連ねるだろうとの事でしたが、まだそうはなっていません。

小型株をみすみす逃すことも無いと思いましたので除外。VWOの割合を適宜調整して新興国とは向き合います。

 

持ってて楽しい個別株。心の平穏インデックス

個別株は持っていて楽しいということもあり、インデックス中心の新ポートフォリオへの移行は追加入金が主体となる予定です。個別株とインデックスはエクセルの資産管理シート上で部門を分けて管理していきます。

 

来年からの投資生活は心の平穏(アタラクシア)をキーワードに進めていきます。

 

この前買ったばかりのIVVをVTIに買い換えるのがどうも気乗りしません。

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