主力株に背を向けることで失うもの
こんばんは
ダウや日経平均などの指標が上がっても、自分の持ち株は見事に上がらない。
という経験は個別株投資家なら必ず有ると思います。
理由は単純でそもそも市場平均に多く含まれている銘柄を持っていないからでしょう。
1月までの相場のように、割安だろうが割高だろうが、株式と名の付くモノが全部上がっていく相場ならこの問題はあまり感じないのですが、一旦曲がり角を向かえると一気にリスクがアンダーパフォーム、もしくは損切りという形で噴出します。
例えば割安株に投資していたとして、上昇時は気楽にも
「ついに見直し買いの動き!」
と思っていたのが一旦市場全体が急落すると、その日を境にしてその株はスルスルと低位に戻っていくのに対して、市場平均は案外あっさりと回復してしまう。
これほど自信を失う瞬間はありません。
間違いを認められずに傷口を広げる場合もあって大変危険です。
割安株は万年割安であるパターンも多く、そのような株は市場平均に置いてけぼりを食らい続けます。
日本株なら商社とか石油元売りとか銀行とか。
利益が安定しない業種は指標上は割安なので、初心者はこの罠に引っかかりやすいと思います。
当然ですがインデックス1本ならこの問題は解決します。ベータは正真正銘1。味気ない解決法です。
個別株投資家は主力株をひとつくらいは入れたほうが、バスに乗り遅れている事を感じずに済むのかもしれません。