ダウ輸送株指数のピークは1月12日だった
日本市場は三連休ですが、米国は明日夜から通常通りオープンです。
マーケットの方向がどうなるか注目されます。
ちなみに、来週月曜日2/19はプレジデント・デーのため米国市場が休場です。
今回の調整局面は1月末あたりからジワジワと始まり、2月に入ってからストンと下がりました。
一方、ダウ輸送株指数は1/12をピークに下げに転じていました。
この指標はモノの動きの活発さを映す事から、相場の先行指標として注目する人もいます。
決算シーズンだったということもあり、本当に景気局面の変化に先行していたのかは分かりませんが、結果だけみれば今回は警鐘を鳴らしていた。ということになるのでしょうか?
指標算出開始当初からの組入銘柄 ユニオン・パシフィック鉄道の決算は1/25
他の先行指標としてバルチック海運指数も上げられます。
こちらはもっと早く12/8がピーク。ただし過去の動きを見ると年末が強く、年明けに下がっているパターンが見られますのでただの季節性チャートと重なっただけにも見えます。
【バロンズ】ダウ輸送株指数を先行指標とするのは時代遅れ
http://jp.wsj.com/public/page/0_0_WJPP_7000-522603.html
(2012年の記事です)
より優れた指標としてS&P100と NASDAQ100を例にあげています。
今回はどうだったかというと
両者とも1/26がピーク。少なくとも今回は役に立ちませんでしたね。
いくら先行指標といっても、これに注目して実際に行動できなければ意味はありません。上昇相場の熱気の中で立ち止まり、いち早く抜け出ることの難しさを実感します。