もう見ない訳にはいかない。JT(日本たばこ産業)株についての私見【配当利回り5%超え】
送別会シーズンということもあり、酔っ払った状態で書いています。
ろれつの回っていない文章かもしれませんが、本人は至って大真面目です。
日本たばこ産業が市場の一部で静かなブームを巻き起こしています。
安定のタバコ会社x高配当利回りとなればどうしても欲しくなるのが悪いクセ。
実は去年の今頃はJT株を保有していましたが、もう持っていませんし、まだ買い戻ししていません。
たばこの良し悪しについては非喫煙者ということもあって全く分かりません。それにタバコ業界そのものについても「理解している」などとはとても言えません。
ただ、この手の下げトレンド中の株というものは投資家が理解できないほど長く、そして理不尽に割安な状態で放置される傾向にあるようなので、腰を据えて向き合う事が必要だと思います。
そもそも株を買った時点でそこからの配当込みリターンを求めている人が多いはずです。
しかし割安だと判断して買ったは良いものの、実際は足元の株価が下がっているとなると認知的不協和を起こしたあげく投げ売ってしまう。みんなが同じニュースやチャートを見て判断しているので結局エントリーもイグジットも同じタイミングになってしまいます。
自分が手放した株が売ったそばから上がるのは、自分の行動が他人と一緒だからなのです。売り物が無くなればあとは上がるだけです。
そのような人を横目で見つつ、「なぜQQQにしないの?ばかなの?」と思いつつも淡々と買い下がれるかどうか?
それが出来る人向けの株になっているように見えます。あくまで私見ですが。
JT株の下落はすでに2年も続く遠大な旅路の途中にありますが、常に(比較的に見て)高配当株という称号は得ていたと記憶しています。
『ウォール街のモメンタムウォーカー(個別銘柄編)』にもある通り、中期的にパフォーマンスの悪い株は次の期間、全体としてさらに悪いパフォーマンスを投資家にもたらします。逆に言えば中期で良かった株はさらに良いということになります。
AmazonとGEが良い例です。
(本書で言う中期とは直近1ヶ月を除く過去1年間)
これが短期でガツンと上がる(もしくは下がる)とリターンリバーサルが起きることが期待できますがJT株の下げはすでに中期から長期に入っていると私は思っています。(直近1ヶ月では下げすぎですから3500円くらいまではスッっと戻ってしまうんじゃないかな~とも思ってます。年度末の機関投資家特有の動きもあるかもしれません。)
(短期とは直近1ヶ月間)
一方で長期に亘って下がったまま放置されるならば妙味があります。
投資家は過去のリターンを未来にも当てはめる傾向があるため、どんどん割安になっていく上に、公社株故に配当金の維持・増配は見込めます。日産自動車などとは違ってタバコ会社のキャッシュフローは安定しています。配当利回りにしろバリエーションにしろ企業として致命的な状態になければ必ず底はあるでしょう。
PER12倍の株が半値になる可能性と1.5倍になる可能性のどちらが大きいのだろうか?結構割の良いガチャだと思うのですが。
ただ、拾うなら話題にならなくなったあたりから行っていきたいですね。