泡沫投資家ノディの米国株入門

インフレに勝ちたい

プーチン氏より若ければロシア株は有望な選択肢...かも

知りませんけど。

 

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2008年5月9日のモスクワで行われた対独戦勝パレードの映像の一部。

画面左奥にはサムスン、右手にはガスプロムの看板が写っています。

 

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少し前からロシア株の話題が多くなっているように感じています。指標上安いみたいですね。

 

ところで、1945年5月9日は旧東側諸国における独ソ戦(大祖国戦争)が終結した日です。ソビエト時代からクレムリン前の赤の広場で大規模な軍事パレードが行われており、何がきっかけ忘れてしまいましたが、映像は毎年見ています。

最近になって一眼レフカメラを構えている市民の数が増えていたり、スマートフォンを持っている人も沢山目に付くようになりました。式典にお呼ばれされるような属性の高い人はちゃんと豊かになっているんだと感じます。出張とか旅行で訪れている人には当たり前の感覚なのでしょうけれど。

ロシアは人口動態が悪いイメージがありましたが、大胆な支援策で持ち直しつつあるという報道もあり、加えて原油市況も反転しており中長期的に経済には追い風が吹いています。

が、欧米諸国との対立が近年目立っていること、プーチン氏の強権的な政治手法を嫌気しているために資金が流入せず、ずっと割安で放置されていると見る人もいらっしゃるようです。

 

私は十分な数の国に分散していることを前提にすればロシア株への投資は全然アリだと思います。原油安が一服している以上、今の相対的な安さの根源は政治的事情が多いように思えます。そしてこれ以上関係が悪化することは考えづらいので、今後は改善する方向にしかニュースはありません。

何よりプーチン氏は1952年生まれの御年65歳。いつか政治の表舞台から引退する事を考えれば、40年下の私にとって政治リスクは無いも同然、時間が全てを解決してくれます。

...嵐が過ぎれば海は平穏と言って、数十年先の事を手がかりに投資するとケインズ先生にぶん殴られそうですが。

 

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たった8年前の65周年の節目となった戦勝パレードではイギリス、アメリカ、フランスの部隊が参加し、赤の広場で歓喜の歌が演奏された(ドイツ人との戦いではなく、ファシズムとの戦いであったというメッセージ。欧州讃歌でもある。)ことを考えれば、プーチン氏が現役の内にあっさりと関係が正常化してもおかしくは無いでしょう。当然その時に見込まれるリターンはロシア株のエクスポージャーを得ていた人にしかもたらされない訳です。手を出さない理由はありません。

 

私が保有しているDEMの約13.8%とVWOの3.8%が既にロシアに投資されています。ポートフォリオ全体のおよそ1.3%ですね。

世界の時価総額の内、ロシア株の割合は0.5%となっていますから、私は立派なロシア株オーバーウェイト派という事になっています。

今後も割合を増やしすぎず、減らしすぎもしない程度に付き合って行こうと思います。

 

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ルーブル建てのMSCIロシアインデックスは悪くはないですね。

RTS指数も切り返しています。

ロシアの人は株式投資にどんなイメージをもっているのでしょうか?

 

 

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